【この記事でわかること】
・ブリーダーとペットショップの違い
・ブリーダーから迎えるメリット
・子犬を迎える際のチェックポイント
・ブリーダーとペットショップの違い
・ブリーダーから迎えるメリット
・子犬を迎える際のチェックポイント
ブリーダーとペットショップの違いとは

ブリーダーとペットショップの違いは、子犬を自ら繁殖し育てて譲るか、仕入れて販売するかという点です。
ブリーダーは特定の犬種にこだわって計画的に繁殖・飼育しており、親や育て方が明確です。一方、ペットショップは複数の業者から仕入れて販売するため、親の情報や育成環境が見えにくいことがあります。
それぞれの違いを簡単に紹介します。
ブリーダーは特定の犬種にこだわって計画的に繁殖・飼育しており、親や育て方が明確です。一方、ペットショップは複数の業者から仕入れて販売するため、親の情報や育成環境が見えにくいことがあります。
それぞれの違いを簡単に紹介します。
項目 | ブリーダー | ペットショップ |
---|---|---|
入手経路 | 自家繁殖 | 複数業者からの仕入れ |
飼育環境 | 親や兄弟と一緒に家庭的な環境で育つ | 店舗で管理され、親や兄弟と離れていることが多い |
専門知識 | 犬種ごとの知識が深く、相談にも親身に対応 | 幅広い知識はあるが、犬種ごとの専門性は低め |
価格 | 中間マージンがなく、適正価格で迎えられる | 仲介が多く、価格は高くなる傾向 |
購入後サポート | 継続的な相談が可能 | 店舗やスタッフによって異なる |
ブリーダー/ペットショップのメリットとデメリット

ブリーダーから迎えるメリット
- 親犬の情報を直接確認でき、血統が明確な健康な子犬と出会える
- ブリーダーのもとで、専門知識に基づいた適切なケアを受けた子犬を迎えられる
- 子犬は親犬や兄弟犬と十分な時間を過ごしてから迎えるため、社会性を育みやすい
- 特定の犬種に特化したブリーダーから、詳しい情報や育て方のアドバイスを得られる
- 中間マージンが発生しないため、適正な価格で子犬を迎えることができる
ブリーダーから迎えるデメリット
- 見学には予約が必要になる
- 犬舎が遠方にある場合、訪問が難しいこともある
- 人気の犬種はすぐに見学予約が入ってしまうことがある

ペットショップから迎えるメリット
- 複数の犬種を一度に見比べられる
- 見学の予約は不要で、見学店舗に立ち寄ってその場でお迎えできるケースもある
- お世話グッズやごはんなど、必要なものも一緒に購入できる
ペットショップから迎えるデメリット
- 親犬の健康状態や性格、育てられた環境がわかりにくい
- 子犬が流通過程でストレスや健康リスクにさらされる可能性がある
- 犬舎で過ごす期間が短く、社会化が不十分な場合がある
- 同じ犬種でも価格が相場より高く設定されていることがある
- アフターサポートがない・限定的な場合がある
ブリーダーから直接迎えることがおすすめな理由

【理由1】血統の確かな子に出会える

ここからは、ブリーダーから子犬を迎える際のメリットについてご紹介します。
ほとんどのブリーダーは、特定の犬種を販売する際に、血統書(正式名称は血統証明書)の発行手続きをおこないます。血統書は同一犬種の父母によって生まれたこと、祖父母やその祖先までさかのぼり、その子犬が純血種であることを証明する資料。犬にとって戸籍のようなものです。
血統書はお迎え後、飼い主に渡されます。血統が明確な子犬と出会えるのが一つ目のメリットです。
ほとんどのブリーダーは、特定の犬種を販売する際に、血統書(正式名称は血統証明書)の発行手続きをおこないます。血統書は同一犬種の父母によって生まれたこと、祖父母やその祖先までさかのぼり、その子犬が純血種であることを証明する資料。犬にとって戸籍のようなものです。
血統書はお迎え後、飼い主に渡されます。血統が明確な子犬と出会えるのが一つ目のメリットです。
特定犬種の血統にこだわって選べる
血統書には、犬種標準(スタンダード)を守るという目的もあります。目や鼻といった体のパーツ、体格などが犬種ごとに細かく規定されています。
ブリーダーは犬種標準を理解したうえで繁殖をおこなっており、なかにはドッグショーなどで受賞歴のある血筋を引いた子犬がいることもあるでしょう。
犬種の特徴や魅力をしっかりと備えた子であるという証明は、大きな安心感につながるはずです。
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犬種の特徴や魅力をしっかりと備えた子であるという証明は、大きな安心感につながるはずです。
親犬を確認できることが多い
ブリーダーの犬舎見学では、親犬を見せてもらえることも多くあります。生後数カ月の子犬を見ただけでは成犬時のイメージはなかなか湧かないものですが、親犬の健康状態や体格、性格を見ることで子犬がどのように成長するかを想像することができるでしょう。
ただし、母犬は出産直後で免疫力が低下していたり、子育てで疲れていたりすることもあります。母犬の健康状態によっては見学できないケースがあることは覚えておきましょう。
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多くの候補から選べる
ブリーダーそれぞれで扱う犬種や犬の頭数は決して多くはありませんが、子犬登録件数の多いブリーダー直販サイトなら、子犬を一度にチェックすることができます。
たとえば、『みんなのブリーダー』では多種多様な子犬が常に掲載されています。ペットショップを何軒もめぐるよりも効率的に子犬を探せるうえ、顔や体格、性格などブリーダーが提供する情報もチェックできるので、より理想の犬に出会える確率が高いのです。
『みんなのブリーダー』で掲載中の子犬を見てみる
たとえば、『みんなのブリーダー』では多種多様な子犬が常に掲載されています。ペットショップを何軒もめぐるよりも効率的に子犬を探せるうえ、顔や体格、性格などブリーダーが提供する情報もチェックできるので、より理想の犬に出会える確率が高いのです。
『みんなのブリーダー』で掲載中の子犬を見てみる
【理由2】適切なケアを受けて育つ

お迎えする子犬だけではなく、数世代にわたって同じ犬種の血統を扱ってきたブリーダー。自分の犬舎にいる犬の特徴や健康状態を一番に知る存在です。
飼い主は子犬を迎えるその日が来るまで、安心して任せることができるのもメリットでしょう。
飼い主は子犬を迎えるその日が来るまで、安心して任せることができるのもメリットでしょう。
専門知識にもとづく丁寧な飼育
ブリーダーは、犬を育てるプロフェッショナルです。高い専門的知識を持ち、子犬それぞれに合った食事や健康状態の管理などを徹底しておこなっています。
また、動物病院と密に連携したり、動物の飼養に関する資格を取ったりして健康管理をおこなうブリーダーもいます。
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お迎え前の健康状態を教えてもらえる
見学・成約からお迎えまで少し期間を置く場合、ほとんどのブリーダーは、お迎えの日までの子犬の状態をメールなどで報告してくれます。
犬舎見学で飼い主が子犬の様子を見られるのは、長くても1時間程度。短時間で子犬のすべてを理解するのは難しいですよね。写真や動画などを送ってくれる場合もあるので、希望があればブリーダーに相談してみるのもいいでしょう。
犬舎見学で飼い主が子犬の様子を見られるのは、長くても1時間程度。短時間で子犬のすべてを理解するのは難しいですよね。写真や動画などを送ってくれる場合もあるので、希望があればブリーダーに相談してみるのもいいでしょう。
【理由3】お迎えまで親や兄弟と過ごせる

子犬にとって親や兄弟といった家族と過ごす時間は人間同様、とても大切です。生まれてから間もないうちに家族と離されると、不安や寂しさといった愛情不足から大きなストレスを抱えてしまうことになります。
動物愛護管理法では、生後56日未満の子犬の販売が禁止されています。これは、犬の一生における社会化期の重要性を考慮してのためでもあるのです。
動物愛護管理法では、生後56日未満の子犬の販売が禁止されています。これは、犬の一生における社会化期の重要性を考慮してのためでもあるのです。
家族と過ごしながら社会性を学べる
子犬が社会性を学ぶ時期は、おおよそ3カ月くらいまでといわれています。この時期に親犬や兄弟犬との触れ合い、スキンシップや遊びを十分にすることで子犬の社会性が育まれます。
犬の噛み癖に悩む飼い主は少なくありませんが、犬同士が遊ぶことで噛む力加減を学んだりさまざまな社会性を学んだりすることができるため、噛み癖だけではなく問題行動が少ない子に育つ可能性が高いのです。また、ブリーダーと触れ合う中で、人間との関わり方についても学んでいきます。
犬の噛み癖に悩む飼い主は少なくありませんが、犬同士が遊ぶことで噛む力加減を学んだりさまざまな社会性を学んだりすることができるため、噛み癖だけではなく問題行動が少ない子に育つ可能性が高いのです。また、ブリーダーと触れ合う中で、人間との関わり方についても学んでいきます。
流通時にかかるストレスが少ない
ブリーダー直販でない場合、子犬の流通は非常に複雑。競り市や仲介業者を通して販売に至るため、短期間の間に目まぐるしく環境が変化します。
そのため、心身に与える負担が大きく流通過程で命を落としてしまう子犬も少なくありません。お迎え当日まで安心できる環境で過ごせることは子犬の情緒安定につながり、問題行動の少ない大らかな子に育つことが多いでしょう。
そのため、心身に与える負担が大きく流通過程で命を落としてしまう子犬も少なくありません。お迎え当日まで安心できる環境で過ごせることは子犬の情緒安定につながり、問題行動の少ない大らかな子に育つことが多いでしょう。
【理由4】専門的なアドバイスがもらえる

はじめての犬種を迎える場合や、そもそも犬を飼うのがはじめてという方にとっては、購入前よりも購入後のほうが心配事が多いのではないでしょうか。
ブリーダーのメリットとして、専門的なアドバイスがもらえることと同時に、アフターフォローまで行き届いていることが挙げられるでしょう。
ブリーダーのメリットとして、専門的なアドバイスがもらえることと同時に、アフターフォローまで行き届いていることが挙げられるでしょう。
ブリーダーに育て方の相談ができる
ブリーダーの多くが、専門とする犬種を持っています。
迎えたい犬種のプロであるブリーダーに、飼育のアドバイスを受けられるのはとても貴重な機会。性格や体の特徴、生活リズム、しつけの方法についてなど、気になることはどんどん質問してみましょう。丁寧に教えてくれるはずです。
迎えたい犬種のプロであるブリーダーに、飼育のアドバイスを受けられるのはとても貴重な機会。性格や体の特徴、生活リズム、しつけの方法についてなど、気になることはどんどん質問してみましょう。丁寧に教えてくれるはずです。
お迎え後も頼れる存在に
お迎え直後は、子犬の体調や環境の整え方など飼い主にとって分からないことも多いでしょう。
引き渡し後であっても、ブリーダーにとって子犬はわが子同然。飼い主が気軽に連絡できる手段を提供してくれるブリーダーは多いものです。
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【理由5】適正な価格で子犬を迎えられる

競りやブローカーなど、中間業者を経て販売される子犬には人件費や仲介料が発生します。一方、ブリーダー直販の場合は中間業者を通さないため、子犬純粋の価格、適正な価格で販売されます。
ただし、適正価格=“安い”という意味ではありません。人気の犬種や血統、犬種標準にどれだけ近いかどうかも価格に関わってくることは覚えておきましょう。
ただし、適正価格=“安い”という意味ではありません。人気の犬種や血統、犬種標準にどれだけ近いかどうかも価格に関わってくることは覚えておきましょう。
まとめ

ブリーダーは、愛犬家であると同時に犬の繁殖と飼育のプロ。ブリーダー直販なら、健康で相性のよい子犬を迎えることができるだけでなく、購入前に飼い主が抱く疑問や不安な気持ちにも寄り添ってくれるでしょう。
購入後も、食事やしつけなど困ったことがあればいつでも相談にのってくれるアフターフォローが丁寧なブリーダーも多くいます。これから長く一緒に生活をともにする愛犬。大切な家族の一員として迎えるからこそ、よいブリーダーと出会うことも大切です。
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