柴犬にカットは必要?
柴犬の被毛は、アンダーコート(下毛)とオーバーコート(上毛)の2層の毛が生えているダブルコートというタイプです。被毛は一定以上の長さになると伸びなくなるため、定期的なカットは基本的には必要ありません。
そのため、トリミングサロンのなかには、カットコースの料金表に柴犬を載せていないところもあります。
ダブルコート種は、アンダーコートが生え変わる「換毛期」が年に2回あります。さらに柴犬は短毛種なので、ダブルコートのなかでも非常に抜け毛の多い犬種として知られています。
柴犬にとっては、カット(トリミング)よりも毎日のブラッシングが重要です。毛が生え変わる換毛期はとくに念入りに、それ以外の時期も毎日しっかりとブラッシングをおこない、古い毛を取り除いてあげましょう。
ただし、ケガを防ぐための足裏の毛のカットや、衛生面を考慮したおしり周りの毛のカットは、定期的におこなうのがおすすめ。飼い主さんが自宅でカットをしても構いませんが、無理におこなうのは避けましょう。
そのため、トリミングサロンのなかには、カットコースの料金表に柴犬を載せていないところもあります。
ダブルコート種は、アンダーコートが生え変わる「換毛期」が年に2回あります。さらに柴犬は短毛種なので、ダブルコートのなかでも非常に抜け毛の多い犬種として知られています。
柴犬にとっては、カット(トリミング)よりも毎日のブラッシングが重要です。毛が生え変わる換毛期はとくに念入りに、それ以外の時期も毎日しっかりとブラッシングをおこない、古い毛を取り除いてあげましょう。
ただし、ケガを防ぐための足裏の毛のカットや、衛生面を考慮したおしり周りの毛のカットは、定期的におこなうのがおすすめ。飼い主さんが自宅でカットをしても構いませんが、無理におこなうのは避けましょう。
カットの頻度
足裏の毛は肉球からはみ出るほど伸びてしまうとフローリングなどで滑りやすくなり、転倒する原因となります。また、おしり周りの被毛は衛生状態を保つために定期的なカットが必要です。
1~2カ月に1回を目安にカットをおこない、被毛を整えましょう。
ブラッシングなどお手入れをする際に毛の長さをチェックし、肉球の間から毛がはみ出していたり、肛門が毛に覆われて隠れていたりしたらカットするタイミングです。
1~2カ月に1回を目安にカットをおこない、被毛を整えましょう。
ブラッシングなどお手入れをする際に毛の長さをチェックし、肉球の間から毛がはみ出していたり、肛門が毛に覆われて隠れていたりしたらカットするタイミングです。
柴犬をカットする方法
柴犬のおしり周りと肉球部分の毛は自宅でもカットできます。普段のスキンシップやブラッシングを通して、体のどの部分でも触らせてくれるように子犬のころから慣れさせておくのが大切です。
セルフカットが難しいと感じたときは無理をせず、動物病院やサロンなどへ相談し、プロに任せましょう。
セルフカットが難しいと感じたときは無理をせず、動物病院やサロンなどへ相談し、プロに任せましょう。
準備するもの
- コーム
- ハサミ
- バリカン
ただし、バリカンは音と振動があるため犬が嫌がる可能性があります。とくにはじめてバリカンを使うときに驚くことが多いので、使用前に何度か電源を入れて音を聞かせて、慣れさせてから使うようにしましょう。
おしり周り
おしり周りはカット前にブラッシングで毛を整えます。
カットの際はしっぽを持ち上げておこないます。肛門にかかる被毛をカットするときは、おしりの下から上に向かって、丸みを意識してカットするときれいに仕上がります。
はじめてカットするときは、できれば犬の姿勢を保持する役目の人がいると安心です。
カットの際はしっぽを持ち上げておこないます。肛門にかかる被毛をカットするときは、おしりの下から上に向かって、丸みを意識してカットするときれいに仕上がります。
はじめてカットするときは、できれば犬の姿勢を保持する役目の人がいると安心です。
肉球部分(足の裏)
足の裏の毛は汚れがついていたり絡まっていたりするので、まずはコームでとかします。
毛の流れを整えたときに、肉球に覆いかぶさっている毛や肉球の間からはみ出している毛をカットします。
肉球を傷つけないようにするには、飼い主さんの親指で肉球を覆ってカットするとよいでしょう。
バリカンはカットする部分の皮膚に対し平行になるように持ち、丸みのある肉球に沿わせて動かすのがコツです。
市販の犬用バリカンは、毛の長さを調整できる替刃やアタッチメントがついているものが多いようです。長さ調整が可能な場合は、足裏は1~2mmくらいの一番短い長さに設定しましょう。
足裏の毛のカットも、慣れるまでは2人でおこなうと安心かもしれません。
毛の流れを整えたときに、肉球に覆いかぶさっている毛や肉球の間からはみ出している毛をカットします。
肉球を傷つけないようにするには、飼い主さんの親指で肉球を覆ってカットするとよいでしょう。
バリカンはカットする部分の皮膚に対し平行になるように持ち、丸みのある肉球に沿わせて動かすのがコツです。
市販の犬用バリカンは、毛の長さを調整できる替刃やアタッチメントがついているものが多いようです。長さ調整が可能な場合は、足裏は1~2mmくらいの一番短い長さに設定しましょう。
足裏の毛のカットも、慣れるまでは2人でおこなうと安心かもしれません。
柴犬にサマーカットは必要?
短毛でダブルコートの柴犬に、夏の暑い時期を快適に涼しく過ごしてもらうためにサマーカットは必要なのでしょうか。メリット・デメリットから考えていきましょう。
柴犬にサマーカットをするメリット
毛が短くなれば通気性がよくなり、熱がこもりにくく蒸れにくい状態となります。シャンプーをしたあとに乾かしやすくなるというメリットも。
地肌が見えやすくなるため、皮膚疾患などを発見しやすくなるでしょう。
地肌が見えやすくなるため、皮膚疾患などを発見しやすくなるでしょう。
柴犬にサマーカットをするデメリット
犬の被毛には直射日光や紫外線、外部刺激から皮膚を守る役割があります。そのため、毛を短くしてしまうと皮膚がダメージを受けやすくなり、皮膚病や熱中症を引き起こす可能性が高くなります。
そのほか、毛並みや毛質が変わったり毛が生えてこなくなったりと被毛トラブルの原因につながることも……。被毛が伸び続ける犬種ではないので、切りすぎてしまうとまだらな状態になってしまうこともあるでしょう。
そのほか、毛並みや毛質が変わったり毛が生えてこなくなったりと被毛トラブルの原因につながることも……。被毛が伸び続ける犬種ではないので、切りすぎてしまうとまだらな状態になってしまうこともあるでしょう。
柴犬の暑さ対策
カット以外でも暑さ対策は可能です。
気温の高くなる夏場は、比較的涼しい時間帯に散歩をおこなう、日中に屋外での激しい運動は避ける、なるべくアスファルトを避けて散歩するなど、外での行動の際に工夫をしましょう。
こまめに水分補給させることも大切です。散歩中はもちろんのこと、室内の水入れは大きめのものに変えるなど、夏場はとくに新鮮で十分な水の量を与えられるように心がけましょう。
犬が嫌がらなければ、クール素材の服を着せたり、濡らしたタオルや犬用の保冷剤を入れられるバンダナを首に巻いたりするなど、グッズを併用するのもおすすめです。
気温の高くなる夏場は、比較的涼しい時間帯に散歩をおこなう、日中に屋外での激しい運動は避ける、なるべくアスファルトを避けて散歩するなど、外での行動の際に工夫をしましょう。
こまめに水分補給させることも大切です。散歩中はもちろんのこと、室内の水入れは大きめのものに変えるなど、夏場はとくに新鮮で十分な水の量を与えられるように心がけましょう。
犬が嫌がらなければ、クール素材の服を着せたり、濡らしたタオルや犬用の保冷剤を入れられるバンダナを首に巻いたりするなど、グッズを併用するのもおすすめです。
「柴犬カット」とは?
柴犬のように被毛を短くカットして、全体をすっきりさせるカットスタイルを「柴犬カット」といいます。
普段ふんわりとしたイメージの長毛犬種でも、まるで柴犬の子犬のような見た目になることから、とくにポメラニアンで人気のカットスタイルとなりました。
ポメラニアンのイメージとのギャップの魅力に加え、毛を短くすると通気性がよくなるというメリットもあることから、サマーカットとして取り入れる飼い主さんもいるようです。
ただし、毛質が変化したり、伸びるまでに時間がかかったりすることもあるため切りすぎには十分注意しましょう。トリミングサロンで相談しながらカットするのが安心です。
普段ふんわりとしたイメージの長毛犬種でも、まるで柴犬の子犬のような見た目になることから、とくにポメラニアンで人気のカットスタイルとなりました。
ポメラニアンのイメージとのギャップの魅力に加え、毛を短くすると通気性がよくなるというメリットもあることから、サマーカットとして取り入れる飼い主さんもいるようです。
ただし、毛質が変化したり、伸びるまでに時間がかかったりすることもあるため切りすぎには十分注意しましょう。トリミングサロンで相談しながらカットするのが安心です。
まとめ
ダブルコートである柴犬は被毛が伸び続けることはなく、抜け毛が多い犬種でもあるので、カットよりもブラッシングでのお手入れが重要です。
おしり周りや肉球部分の毛をセルフカットする場合は、愛犬にケガをさせないように十分注意してください。犬が嫌がって落ち着かない場合は無理しておこなわず、プロにお願いするのがおすすめです。
皮膚疾患や被毛トラブルを引き起こさないためにも、日ごろのケアを怠らないようにしましょう。
おしり周りや肉球部分の毛をセルフカットする場合は、愛犬にケガをさせないように十分注意してください。犬が嫌がって落ち着かない場合は無理しておこなわず、プロにお願いするのがおすすめです。
皮膚疾患や被毛トラブルを引き起こさないためにも、日ごろのケアを怠らないようにしましょう。