犬の嫌いなにおい8つ
私たちの暮らしのなかには犬が苦手とするにおいが多く存在しています。
刺激の強いものや人工的なにおいを嫌う傾向にあるといえますが、ここではとくに苦手としている8つのにおいについて解説します。
刺激の強いものや人工的なにおいを嫌う傾向にあるといえますが、ここではとくに苦手としている8つのにおいについて解説します。
1.酢
犬の嫌いなにおいの代表ともいえるものです。
酢独特の鼻にツンとくる刺激臭が犬にとって強すぎるのでしょう。
なかには嫌がる様子を見せない子や、はじめは嫌っていてもそのうち慣れてしまう子もいるようですが、多くの犬が苦手としています。
酢独特の鼻にツンとくる刺激臭が犬にとって強すぎるのでしょう。
なかには嫌がる様子を見せない子や、はじめは嫌っていてもそのうち慣れてしまう子もいるようですが、多くの犬が苦手としています。
2.柑橘類
ライム、レモン、オレンジなど、私たちにはさわやかでいい香りと感じる柑橘類も、犬が苦手とするにおいの類です。
実よりも皮に含まれるリモネンという成分が、刺激やにおいが強く、とくに猫に対しては毒性があるといわれています。
実よりも皮に含まれるリモネンという成分が、刺激やにおいが強く、とくに猫に対しては毒性があるといわれています。
3.香辛料
料理の際に用いる、いわゆるスパイスと呼ばれるものです。
コショウなど人間でも吸い込むとむせてしまうほど強いにおいがありますよね。それを嗅覚の鋭い犬が苦手とするのは当たり前かもしれません。
香辛料は植物の実や種、茎、根などから作られているものが多く、体内に入った場合には少量でも犬の健康に影響を及ぼす可能性があります。
たとえば唐辛子、わさび、山椒、ネギなどは、刺激臭を放つうえに犬の胃腸にとって刺激が強すぎるものです。
苦手なにおいがすることから犬が自らすすんで食べようとする状況はほとんどないといえますが、愛犬が誤食してしまわないよう気を付けましょう。
コショウなど人間でも吸い込むとむせてしまうほど強いにおいがありますよね。それを嗅覚の鋭い犬が苦手とするのは当たり前かもしれません。
香辛料は植物の実や種、茎、根などから作られているものが多く、体内に入った場合には少量でも犬の健康に影響を及ぼす可能性があります。
たとえば唐辛子、わさび、山椒、ネギなどは、刺激臭を放つうえに犬の胃腸にとって刺激が強すぎるものです。
苦手なにおいがすることから犬が自らすすんで食べようとする状況はほとんどないといえますが、愛犬が誤食してしまわないよう気を付けましょう。
4.アルコール
犬が摂取した場合に、体内で分解したり無害化したりすることができない危険なものとして周知されているアルコールですが、犬はにおいだけでも苦手です。
アルコールを飲んだ人の息のにおいも苦手で、敏感に反応し、嫌がります。また、においを嗅ぐだけでも害があるといわれています。
アルコールのなかには犬がおいしそうと感じる香りがついているものもありますので、嫌がっていないからと嗅いだり舐めたりしてしまわないよう注意してください。
アルコールを飲んだ人の息のにおいも苦手で、敏感に反応し、嫌がります。また、においを嗅ぐだけでも害があるといわれています。
アルコールのなかには犬がおいしそうと感じる香りがついているものもありますので、嫌がっていないからと嗅いだり舐めたりしてしまわないよう注意してください。
5.タバコ
タバコのにおいや煙は、ほとんどの犬が苦手としています。
嫌がっている様子がみられなくても、嗅覚の優れた犬にとっては安全なものとはいえず、なにより、受動喫煙や三次喫煙による健康被害が懸念されます。
同じ室内はもちろん、衣類やカーテンについたにおいだけでも受けるストレスは大きいので気を付けましょう。
嫌がっている様子がみられなくても、嗅覚の優れた犬にとっては安全なものとはいえず、なにより、受動喫煙や三次喫煙による健康被害が懸念されます。
同じ室内はもちろん、衣類やカーテンについたにおいだけでも受けるストレスは大きいので気を付けましょう。
6.ハッカ(湿布)
スーッと鼻を通るようなにおいを放つハッカですが、好き嫌いには個体差があるようです。
しかし基本的には、犬だけでなく多くの小動物や虫が苦手としているにおいです。
吸い込んでしまったときのダメージは猫やハムスターほどではないとされ、犬用の虫よけスプレーなどに用いられていますが、苦手としている子がいることを忘れず、使用する際には量と頻度に十分注意をしましょう。
しかし基本的には、犬だけでなく多くの小動物や虫が苦手としているにおいです。
吸い込んでしまったときのダメージは猫やハムスターほどではないとされ、犬用の虫よけスプレーなどに用いられていますが、苦手としている子がいることを忘れず、使用する際には量と頻度に十分注意をしましょう。
7.マニキュア
マニキュア独特の刺激臭は犬だけでなく私たち人間の多くも苦手としていると思います。
鼻をつくような刺激臭の元は、塗られたマニキュアが素早く乾くよう配合された揮発性溶剤です。
マニキュアに用いられる揮発材用材は、酢酸エチルや酢酸ブチルとよばれるもので、強い刺激臭を発し、体にも悪影響を与えます。
直接においを嗅ぐのはもちろん、マニキュアを塗っている部屋にいるだけで具合が悪くなる子もいます。
使用の際には換気をよくするなど愛犬への配慮を忘れないようにしましょう。
鼻をつくような刺激臭の元は、塗られたマニキュアが素早く乾くよう配合された揮発性溶剤です。
マニキュアに用いられる揮発材用材は、酢酸エチルや酢酸ブチルとよばれるもので、強い刺激臭を発し、体にも悪影響を与えます。
直接においを嗅ぐのはもちろん、マニキュアを塗っている部屋にいるだけで具合が悪くなる子もいます。
使用の際には換気をよくするなど愛犬への配慮を忘れないようにしましょう。
8.香水
人工的につくられ、長く香るよう調合された香水は、多くの犬が苦手としています。
香水のほか、強い香りがつけられた柔軟剤、整髪剤、化粧品なども同じです。
いずれも人工的なもので、多量に吸収してしまった場合には、体調を崩したり体内で処理できず蓄積されてしまったりします。
人工的な香りはできるだけ排除してあげましょう。
香水のほか、強い香りがつけられた柔軟剤、整髪剤、化粧品なども同じです。
いずれも人工的なもので、多量に吸収してしまった場合には、体調を崩したり体内で処理できず蓄積されてしまったりします。
人工的な香りはできるだけ排除してあげましょう。
犬の好きなにおい4つ
ここでは犬の好きなにおいを解説します。
犬の好みの傾向をざっくり表すと「食べ物のにおい」と「大好きな飼い主さんのにおい」ということになると思います。
代表的な4つをみていきましょう。
犬の好みの傾向をざっくり表すと「食べ物のにおい」と「大好きな飼い主さんのにおい」ということになると思います。
代表的な4つをみていきましょう。
1.干からびたミミズ
犬にとってタンパク質とは「おいしいもの」であり、「おいしそうなにおい」がするようです。
タンパク質の多い食べ物といえば、肉や魚、チーズなど、愛犬の好物ばかりといえるでしょう。
散歩道でときどき見かける干からびたミミズは実は、おいしそうなタンパク質のにおいがするそうです。
そのためほとんどの犬が近づいて行ってクンクンと嗅ぐのです。なかには好きすぎて体を擦りつける犬も。
タンパク質の多い食べ物といえば、肉や魚、チーズなど、愛犬の好物ばかりといえるでしょう。
散歩道でときどき見かける干からびたミミズは実は、おいしそうなタンパク質のにおいがするそうです。
そのためほとんどの犬が近づいて行ってクンクンと嗅ぐのです。なかには好きすぎて体を擦りつける犬も。
2.使用済み靴下
飼い主さんや家族のにおいが染み込んでいる使用済み靴下を嫌う犬はいないかもしれません。
シャツやタオルなど、飼い主さんのにおいがする衣類はほかにもありますが、引っ張りっこしやすい形状や伸縮する素材など、靴下にはにおいだけではない魅力もあるのでしょう。
シャツやタオルなど、飼い主さんのにおいがする衣類はほかにもありますが、引っ張りっこしやすい形状や伸縮する素材など、靴下にはにおいだけではない魅力もあるのでしょう。
3.肉や魚のにおい
肉と魚はタンパク質の多い食べ物で、犬の大好物です。遠くにいても、おいしそうなにおいを嗅ぎ分けてよってくる犬は多いでしょう。
犬は血のにおいにも興味を示すといわれていて、肉や魚を焼いたときの香ばしいにおいだけではなく、生肉のにおいを好む子も多いようです。
犬は血のにおいにも興味を示すといわれていて、肉や魚を焼いたときの香ばしいにおいだけではなく、生肉のにおいを好む子も多いようです。
4.飼い主のにおい
飼い主さんのにおいは、嗅ぐと安心するという効果もあるようです。
そのため、ペットホテルなど初めて行く場所に預けるときには飼い主さんのにおいのするブランケットなどを一緒に持っていくとよいといわれています。
靴下やスリッパ、玄関に置いていた靴などが、寝ている愛犬の下にあった、愛犬のお気に入りの場所に移動していた、というエピソードもよく聞きます。やはり大好きな飼い主さんのにおいは大好きなのですね。
そのため、ペットホテルなど初めて行く場所に預けるときには飼い主さんのにおいのするブランケットなどを一緒に持っていくとよいといわれています。
靴下やスリッパ、玄関に置いていた靴などが、寝ている愛犬の下にあった、愛犬のお気に入りの場所に移動していた、というエピソードもよく聞きます。やはり大好きな飼い主さんのにおいは大好きなのですね。
犬の嫌いなにおいを使ったしつけ方法
犬が舐めたり飲んだりしてしまっても健康に影響を及ぼしにくいという理由から、酢を使用したしつけ方法があります。
犬が吠えたり噛んだりしたときや、室内でマーキングしてしまったときなどに、水で薄めた酢を霧吹きで吹きかけるという方法です。
ただし、そもそも酢のにおいをそれほど嫌がらない子がいること、嫌がっていてもそのうち慣れてしまう可能性もあることから、すべての犬に効果的とはいえません。また、過度に使用すると部屋中が酢のにおいでいっぱいになり、犬にとって不快な空間になってしまうことがあります。
メリットとしては、酢には消臭・抗菌効果があります。
粗相してしまったときや、マーキング対策に、消臭スプレーとして使用すれば、しつけだけでなくお掃除効果も期待できるでしょう。
犬が吠えたり噛んだりしたときや、室内でマーキングしてしまったときなどに、水で薄めた酢を霧吹きで吹きかけるという方法です。
ただし、そもそも酢のにおいをそれほど嫌がらない子がいること、嫌がっていてもそのうち慣れてしまう可能性もあることから、すべての犬に効果的とはいえません。また、過度に使用すると部屋中が酢のにおいでいっぱいになり、犬にとって不快な空間になってしまうことがあります。
メリットとしては、酢には消臭・抗菌効果があります。
粗相してしまったときや、マーキング対策に、消臭スプレーとして使用すれば、しつけだけでなくお掃除効果も期待できるでしょう。
犬の嗅覚は人間の100万倍!
犬の嗅覚は人間のおおよそ100万倍といわれています。
においの種類によって異なりますが、80万倍から、刺激臭にいたっては1億倍の感覚があるといわれています。
途方もない数字であり、わたしたちがその能力を想像するのは難しいでしょう。
においによっては20km先のものを嗅ぎ分けることも可能で、犬の嗅覚は、情報収集やコミュニケーションをとるための重要なセンサーとなっています。
また、年を重ねるにつれ衰えていく視力や聴力に対し、最後まで機能している感覚だといわれているのが、この嗅覚です。
においの種類によって異なりますが、80万倍から、刺激臭にいたっては1億倍の感覚があるといわれています。
途方もない数字であり、わたしたちがその能力を想像するのは難しいでしょう。
においによっては20km先のものを嗅ぎ分けることも可能で、犬の嗅覚は、情報収集やコミュニケーションをとるための重要なセンサーとなっています。
また、年を重ねるにつれ衰えていく視力や聴力に対し、最後まで機能している感覚だといわれているのが、この嗅覚です。
まとめ
私たちの暮らしのなかから、愛犬の嫌いなにおいをすべて排除するというのは不可能かもしれません。
それでも、においは犬の健康に影響を及ぼすことがあり、柔軟剤の使用をやめたら体調の悪かった愛犬がすっかり元気になった、という話があるのも事実です。
人間と犬、どちらも快適な暮らしができるよう、ここであらためて生活の中のにおいについて考えてみましょう。
それでも、においは犬の健康に影響を及ぼすことがあり、柔軟剤の使用をやめたら体調の悪かった愛犬がすっかり元気になった、という話があるのも事実です。
人間と犬、どちらも快適な暮らしができるよう、ここであらためて生活の中のにおいについて考えてみましょう。