子犬の首輪はいつからつける?

首輪をつけたチワワ
ブリーダーやショップからお迎えしたばかりの子犬は、当然ながら首輪を付けていません。かわいい首輪を付けてあげたいと楽しみにしている飼い主さんもいるかもしれませんね。まずは子犬に首輪を付け始める時期を覚えておきましょう。

散歩デビュー前(生後3カ月を目安に)に慣れさせておく

首輪は散歩のときに必要になるもの。付けるのを嫌がると散歩に支障がでるので、早めに慣れさせておくのがベストです。
首輪をつける時期は身体ができあがってくる生後3カ月ごろを目安としてください。ただし、お迎え直後はストレスを感じやすいため、1週間ほど時間を空けるほうがいいでしょう。

【アンケート1】 愛犬の首輪事情

愛犬に首輪をつけている割合や、首輪をつけ始めた時期は実際にどれくらいなのでしょうか。「みんなのブリーダー」で子犬をお迎えした方301名を対象に、メールでのアンケートを実施したところ、次のような結果になりました!
約53%の飼い主さんが愛犬に首輪をつけていないと答えました。お散歩時はハーネスを付けるという飼い主さんは、首輪が必須アイテムではないかもしれません。

また、愛犬に首輪をつけている飼い主さんのなかでは、半数以上の方が生後2~3カ月のときに首輪をつけ、5カ月までに80%以上の方が首輪を装着しています。

犬の首輪の選び方

首輪
市販の首輪には、サイズのバリエーションがあります。首周りに対して、きつすぎても緩すぎてもいけません。
サイズは、首周りの実寸+1~3cmを目安に。首と首輪の間に指が1~2本入る余裕があるものを選びましょう。

成長期だからといって大きめサイズを選び、散歩中にスポッと首輪が抜けて冷や汗をかく……なんて経験のある人も少なくありません。後ほど紹介しますが、子犬の首輪は成長に合わせてサイズを変えられるタイプのものがおすすめです。

犬の首輪の種類

犬の首輪はバリエーション豊富で、留め具のタイプや素材、形もさまざまです。ここでは、代表的な7つのタイプを紹介します。

ベルト

最もスタンダードなタイプで、穴の開いたベルトに金属の留め具が付いています。素材は重厚感のある革製から合皮、軽量な布製までさまざま。デザインのバリエーションも豊富です。一度留めると外れにくいため、散歩のときも安心です。
ベルトタイプの首輪

バックル

ベルト式のものは穴の位置でサイズが決まっていますが、バックルは長さの範囲内で自由にサイズを決められるのがメリットです。力が加わると外れやすいというデメリットもありますので、散歩のときに強く引っ張る子には不向き。また、犬がプラスチック製のバックルを噛んで壊してしまわないよう、十分な注意が必要です。
バックルタイプの首輪

フルチョーク

金属製の鎖やひも状の布でできており、犬が引っ張ると首が絞まる構造になっています。主にしつけに用いられますが、身体にかかる負担も大きいため子犬には不向きです。
フルチョークタイプの首輪

ハーフチョーク

首輪の半分が革や布、半分が鎖でできているタイプです。フルチョークと同様にこちらも引っ張り癖をしつけるときに使いますが、ハーフの方が締まり方はソフトです。
子犬に使えるものも売られていますが、あくまで臨時のしつけ用とするのがいいでしょう。
ハーフチョークの首輪

マーティンゲール

布製のハーフチョークのような構造をしており、引っ張ると締まるような仕組みになっています。ハーフチョークよりも当たりがソフトになっており、首が細く頭が小さい犬種に向いています。
マーティンゲールの首輪

ジェントルリーダー

引っ張り癖や吠え癖のしつけにも使われる首輪で、「ヘッドカラー」とも呼ばれます。装着する際は、2つの輪をマズルと首に通して使います。違和感も大きく嫌がる犬もいるため、散歩に慣れない子犬に付けるのはあまりおすすめしません。
ジェントルリーダーの首輪

【アンケート2】 つけている首輪の種類は?

先輩飼い主さんへのアンケートでは、ほとんどの方がバックルタイプかベルトタイプを選んでいるという結果となりました。種類も豊富で、子犬にとって負担の少ないタイプを選んでいるようですね。

犬の首輪の素材

首輪を口に入れる犬
デザインで首輪を選ぶ人もいますが、やはり大切なのは耐久性や首への装着感です。愛犬に適した素材のものを選びましょう。

合皮

軽量で本革よりも安価な合皮。水濡れにも強く、汚れを拭き取りやすいのもポイントです。耐久性は低いため、長期の使用には向きません。

本革

本革の首輪は合皮よりも重量がありますが、その分耐久性に優れています。使うごとに味が出るのもポイントですね。その一方で水に弱く、濡れたまま放置するとカビが発生してしまうこともあります。

ナイロン

化学繊維であるナイロンもまた、耐久性に優れた首輪です。本革よりも軽量のため、より子犬に向いているといえるでしょう。静電気が発生しやすいというデメリットもありますので、冬場の乾燥には注意しましょう。

軽くてデザイン性に優れているのが布製の首輪です。柔らかいため、子犬の首にも優しくフィットします。汚れやすいので、定期的に手洗いする必要があります。

金属

フルチョークやスパイクチェーン※に用いられる金属。耐久性が高く引っ張る力の強い大型犬にも使えますが、水濡れにより錆びが発生したり、金属アレルギーを発症したりするケースも。重量もあるため、子犬への使用には向きません。


※スパイクチェーン・・・首輪の内側にトゲトゲ(スパイク)が付いている首輪。金属のチョークタイプと同様にしつけに用いられるもので、犬が引っ張るとトゲが首に刺さり刺激を与える仕組みになっています。小さな子犬には不向きです。

【アンケート3】 愛犬の首輪の素材は?

首輪の素材については、アンケートでも結果が分かれました。布が66人、ナイロンが61人、次いで本革が30人となっています。

まとめ

散歩するチワワ
以上、子犬の首輪の選び方や種類について説明しました。成長が著しい子犬のうちは、首輪も買い替えが必要になります。試着が難しい場合は、必ず犬の首の実寸を測ってサイズを選びましょう。
快適な散歩のためにも、それぞれの種類や素材の特性を踏まえた上で、愛犬にピッタリの首輪を選んであげてくださいね。