子犬の散歩デビューの時期は?
子犬をお迎えしたらすぐに散歩に行けると思っている人もいるかもしれませんが、そうでないケースもあります。子犬はまだ体が弱く、免疫ができていない可能性もあり、その状態で外に出るのはとても危険です。散歩デビューの時期は必ず守るようにしましょう。
2~3回目のワクチン接種(生後12~16週頃)から2週間以降に
子犬が散歩デビューできるのは、所定の回数の混合ワクチンを受けたあとです。生後2カ月ごろにおこなう1回目のワクチン接種後は、まだまだ免疫が不十分。この期間は外に出るのを我慢し、すべてのワクチンプログラムを終えるのを待ちましょう。
ただし、16週を超えた月齢の子犬はすでにワクチン接種が終わっており、お迎えしてすぐに散歩ができることもあります。お迎えの際に、必ずワクチン接種の有無や回数を確認しておきましょう。
一方、子犬が心配だからといって、いつまでも外に出さないのもいけません。生後3~14週ごろまでの間は「社会化期」と呼ばれ、社会で暮らしていくために周りの環境に慣らすのに適した時期です。この時期を逃すと社会性を身に付けるのは難しくなり、ほかの犬や人と接するのが苦手な犬になってしまうことも。
ワクチンプログラム中は、飼い主さんが犬を抱っこして近場を散歩するなどの方法で、外の環境に慣れさせるとよいでしょう。
ただし、16週を超えた月齢の子犬はすでにワクチン接種が終わっており、お迎えしてすぐに散歩ができることもあります。お迎えの際に、必ずワクチン接種の有無や回数を確認しておきましょう。
一方、子犬が心配だからといって、いつまでも外に出さないのもいけません。生後3~14週ごろまでの間は「社会化期」と呼ばれ、社会で暮らしていくために周りの環境に慣らすのに適した時期です。この時期を逃すと社会性を身に付けるのは難しくなり、ほかの犬や人と接するのが苦手な犬になってしまうことも。
ワクチンプログラム中は、飼い主さんが犬を抱っこして近場を散歩するなどの方法で、外の環境に慣れさせるとよいでしょう。
子犬の散歩デビュー前にやっておきたいことは?
混合ワクチンが終わったら、いよいよ散歩デビュー。その時期が来るまで、以下のような準備を進めておくとスムーズです。
首輪やハーネス、リードに慣れさせる
首輪やハーネスは散歩に必要なものですが、犬によっては体に何かが巻き付くのを嫌がる場合もあります。装着に違和感があるうちは、うまく歩いてくれないことも。そうならないように、散歩デビューの前から装着の練習をおこないましょう。
子犬がどうしても首輪を嫌がる場合は、リボンのようなやわらかいひも状のものを犬の首に巻き、おとなしくできたら褒めながらおやつをあげて徐々に慣らす方法もあります。
子犬がどうしても首輪を嫌がる場合は、リボンのようなやわらかいひも状のものを犬の首に巻き、おとなしくできたら褒めながらおやつをあげて徐々に慣らす方法もあります。
室内で散歩の練習をする
首輪やリードを着けられるようになったら、今度はそのまま歩行の練習をしてみましょう。最初のうちはきちんと歩いてくれなかったり、リードを別方向に引っ張ったりしてしまうこともありますが、根気よく練習をすれば上手に歩いてくれるようになります。
散歩グッズ(エチケット袋、携帯給水器など)の準備
犬の排泄物を入れるエチケット袋や、携帯給水器は散歩の必須アイテム。
エチケット袋はビニール袋と新聞紙で自作することもできますが、市販のものを利用するのもいいでしょう。携帯給水器は、ペットボトルのフタを付け替えるタイプが便利です。
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子犬の散歩デビューの注意点
まずは短時間・短距離から
はじめて見る外の世界は、子犬にとって刺激がいっぱいです。無理をして疲れさせないよう、最初のうちは短距離、短時間からスタートしましょう。子犬が散歩に慣れてくる様子が見られたら、徐々に距離を伸ばしていきます。
天候のよい日におこなう
悪天候時の散歩は、子犬にとっても飼い主にとっても負担が大きいもの。雨の日や風が強い日は避け、なるべく穏やかな天候の日を選びましょう。
安全なコースでおこなう
散歩に慣れないうちは、危険が少ないコースを選ぶのが無難です。道路の交通量は多くないか、子犬にとって厳しい階段や段差はないか、誤飲の危険性があるものはないかなどをチェックしておきましょう。
歩かないときは無理強いをしない
子犬が外の環境に慣れないうちは、なかなか前に進んでくれなかったり、歩かずに立ち尽くしたりすることがあります。そんなときに無理強いをされた子犬は、”散歩嫌い”になってしまう場合もあるのです。
前にも説明した通り、はじめての散歩は短距離・短時間で無理なくおこなうのがベストです。道を歩くことを怖がるようであれば、まずは静かな公園など安全な場所で散歩の練習をするのもよい方法です。
前にも説明した通り、はじめての散歩は短距離・短時間で無理なくおこなうのがベストです。道を歩くことを怖がるようであれば、まずは静かな公園など安全な場所で散歩の練習をするのもよい方法です。
夏場の散歩はアスファルトに注意
昼間のアスファルトの熱は60度を超えることもあり、デリケートな子犬の足には大変危険です。
最悪の場合、やけどで肉球を痛めてしまうこともありますので、夏場は必ず日なたのアスファルトを避けて歩かせるようにしましょう。
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先輩飼い主に聞いてみた! 散歩デビューのタイミングと工夫したこと
※犬を飼っている人309人が回答
実際に子犬期から犬を育ててきた飼い主さんたちは、いつ、どのようにして愛犬の散歩デビューを果たしたのでしょうか。「みんなのブリーダー」で子犬を迎えた309名の飼い主さんたちに、アンケートをとり、次のような回答をいただきました。
犬を迎えてから5ヵ月目には、82.2%の飼い主さんが愛犬の散歩デビューを果たしています。また、79.3%の飼い主さんは、ワクチンプログラムを終えてから愛犬の散歩デビューをしているようです。
子犬を迎えたら、すぐにでも散歩に連れて行ってあげたくなってしまうものですが、そこはこらえて、しっかりリスク管理をしている様子がうかがえます。
子犬を迎えたら、すぐにでも散歩に連れて行ってあげたくなってしまうものですが、そこはこらえて、しっかりリスク管理をしている様子がうかがえます。
ワクチンプログラムを終了し、晴れて散歩デビューをする前にも、子犬のために社会化トレーニングをしている飼い主さんは多いようですね。
外の世界や身近な音、物に慣れさせておくことで、はじめての散歩もスムーズになることでしょう。
外の世界や身近な音、物に慣れさせておくことで、はじめての散歩もスムーズになることでしょう。
まとめ
以上、子犬の散歩デビューに向けた準備方法や注意点について解説しました。
外を歩かせるのはすべてのワクチンを終えた2週間後から。事前に自宅で練習したうえで、はじめは無理ない範囲からおこなうのがベストです。
子犬を社会化させるうえでも、散歩は非常に重要な役割をもちます。徐々に慣らしながら行動範囲を広げ、愛犬との散歩タイムを楽しんでくださいね。
外を歩かせるのはすべてのワクチンを終えた2週間後から。事前に自宅で練習したうえで、はじめは無理ない範囲からおこなうのがベストです。
子犬を社会化させるうえでも、散歩は非常に重要な役割をもちます。徐々に慣らしながら行動範囲を広げ、愛犬との散歩タイムを楽しんでくださいね。