実際に一人暮らしで犬を飼っている人に聞いてみた!

「一人暮らしでも犬は飼えるのか」そんな疑問を持つ方のために、実際に一人暮らしで犬を飼っている人に質問をしてみました。これから犬を迎えたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

一人暮らしで犬を飼おうと思ったきっかけはなんですか
  • もともと実家で飼っていて犬が好きだった。一人暮らしになってから迎えた子は一目ぼれ。(ポメラニアン/4歳)
  • 犬が好きで犬と暮らしたかったから。毎日の散歩とか旅行とか楽しいことを一緒に共有したかったから。経済的余裕と時間的余裕があったこと、いざ困っても実家にお願いできるから。あと愛犬に一目ぼれしたから。(シェルティ/1才)

一人暮らしで犬を飼っていて大変なことはなんですか
  • 長時間労働でひとりぼっちにさせてしまうこと。(ポメラニアン/4才)
  • 疲れて帰ってきて部屋が荒らされていること。どれだけ警戒しても高いところからごみを見つけて漁ること、部屋がうんちまみれになっているときがあること。大事なバッグや新しく買ったものなど、気を抜くと破壊(お留守番のときだけ)。怒れないのがしんどい。(シェルティ/1才)

一人暮らしで犬を飼うメリットはありますか 
  • 帰ってくるといつもお出迎えしてくれるので、ひとりじゃないと実感できる。(ポメラニアン/4才)


一人暮らしではなくても、生き物である犬を飼うという決断には、不安や迷いもつきものですよね。迷いながらも子犬販売サイトやペットショップなどを訪れているうちに「愛犬に一目惚れしてしまった!」という飼い主さんも多いのではないでしょうか。

大変な点はやはり留守番のようです。長時間1匹にしてしまうこと、その間のいたずらを叱れないので、しつけがなかなか進まず苦労するケースもあるようです。

メリットとしては、帰ってきたときに出迎えてくれるのがうれしいという声がありました。かわいい相棒が帰宅を待っていると思うと、仕事の疲れも吹き飛びそうですね。

一人暮らしで犬を飼うとどんなところが大変?

女性と犬
かわいい犬との暮らしはとても楽しいものですが、もちろん楽しいだけではありません。
お世話にかかる時間や飼育費用については、あらかじめ考えておかなくてはなりません。犬の場合、ごはんやトイレのお世話のほかに、散歩時間の確保も必要です。

また、愛犬の具合が悪いときはすぐに病院に連れていく必要がありますが。仕事を休んだり、診察時間外の病院を探したりすることは、簡単ではないでしょう。

さらに、旅行や出張に行く際は、その都度預け先や留守番方法を考えなくてはならなくなります。

一人暮らしで犬を飼うために必要なこと

ボールと犬
以下のようなポイントを押さえておけば、突然のトラブルに慌てる心配も少なくなります。ときには周囲の協力も得ながら、一人暮らしなりの工夫をしましょう。

迎えてすぐ(子犬期)のお世話

この時期の子犬は、体調を崩しやすいものです。環境に慣れるまでは、できるだけ留守番の時間を短くする工夫が必要です。連休を利用して子犬を迎える、仕事の繁忙期を避けてお迎えのスケジュールを組むなど、最初の1~2週間は少しでも長く子犬のそばにいてあげるのが理想です。

また生後6か月齢までは、消化機能が未熟なため、ごはんは1日3~4回に分けて与える必要があります。

留守中の飼育環境を整える

飼い主が家を空けるときは、事故防止のために専用のケージやサークルに入れ、脱走や家具へのイタズラに注意しましょう。また、エアコンなどの空調設備を使い、常に室温を管理する必要があります。

子犬のうちにしつけをしっかりする

歯が生え変わる時期には、飼い主の手指や家具への甘噛みが見られるようになります。「噛み癖」が付かないよう、子犬のころからしっかりしつけを行いましょう。

また「無駄吠え」への対応や、トイレトレーニング、「マテ」「オイデ」と言ったコマンドのしつけも重要です。成犬になるとしつけが難しくなるケースも多いため、子犬のうちに一通りのトレーニングを終えられるようにしましょう。

もしものときの預け先を確保する

実家や友人など、信頼できる預け先があると安心です。信頼して預けられるペットホテルを探しておくのもいいでしょう。トリミングサロンや動物病院で預かりサービスを行っている場合もあります。

近くに連れて行ける動物病院を探しておく

免疫力の低い子犬期やシニア期は、病気にかかる可能性が高まります。車や公共交通機関で行ける身近な「かかりつけ医」を決めておきましょう。

毎日のお世話をスケジューリングしよう

チェックリスト
散歩や食事、掃除など、必要なお世話を“見える化”しておけば、お世話のスケジューリングもぐっと楽になります。

毎日の散歩

運動量は犬によって変わりますが、だいたい1日に30分から1時間程度の散歩を行います。理想的なのは、朝晩の2回です。

食事の世話

成犬時には、朝晩の2回に分けてフードを与えます。ごはんの時間は毎日きっちりと守る必要はなく、多少前後しても大丈夫なように慣れさせておくと犬のストレスも少なく済みます。

やむを得ず長時間家を空けるときには、のちほど紹介する「自動給餌機」などの便利グッズを活用しましょう。

ケージの掃除

飼育環境を清潔に保つことは犬の健康を左右します。できれば毎日掃除するのが理想ですが、難しい場合は週2~3回でもOKです。

ペットシートはこまめに取り換え、なるべく清潔に保つようにしましょう。

スキンシップ

犬と遊んだり、撫でたりする時間は、信頼関係づくりや犬のメンタルを安定させる上で非常に大きな意味を持ちます。
また、ブラッシングのようなお手入れもスキンシップのひとつになりますので、意識的に行いましょう。

一人暮らしにおすすめの犬種

チワワ
一人暮らしで犬を飼う場合、愛犬の留守番時間が長くなってしまうのは気になりますよね。
犬は本来長時間ひとりで過ごすことが苦手な動物ですが、なかには性格や習性から「留守番が比較的得意」といわれる犬種もいます。

飼い主不在の時間にも比較的順応しやすいといわれているのは以下の犬種です。

※『みんなのブリーダー』の子犬検索ページに遷移します。

最新一人暮らしのお役立ちアイテム

ペットカメラ
さまざまなツールが発達した現代、一人暮らしで犬を飼うのに便利なアイテムも続々登場しています。

ペットカメラ

留守番の最中、犬を見守る専用のカメラです。スマートフォンのアプリと連動しており、離れた場所でも犬の様子を確認できます。
リアルタイムで飼い主さんの声を犬に届けるスピーカー機能を搭載したタイプも人気です。

スマートリモコン

空調の温度設定や照明の明るさを遠隔で操作できる便利グッズです。特に朝晩の気温差が大きく日が短い冬場や、日中の気温が高くなりがちな夏場に重宝します。

自動給餌機

タイマーと1~2回分のフードをセットしておくことで、決まった時間に給餌してくれるグッズです。さまざまなタイプのものが市販されていますので、用途に応じたものを選びましょう。

まとめ

抱っこされる子犬
社会人として働いている人が一人で犬を飼うのは簡単ではありませんが、決して不可能なことではないのです。
犬はペットとして私たちの心を癒してくれるだけでなく、人生を豊かにしてくれるかけがえのないパートナーでもあります。大切な愛犬に寂しい思いをさせないよう、しっかりと愛情を注ぎましょう。