ブリーダーから直接子犬を迎えるメリット

ブリーダーに直接会ってお迎えを決める「ブリーダー直販」には、次のようなメリットがあります。

  • 流通時にかかる子犬の負担を減らせる
  • 社会性の身に付いた子犬を迎えられる
  • 子犬の飼育環境や親犬の様子が確認できる
  • 飼育のプロからアドバイスをもらえる

子犬は幼齢期に親犬やきょうだい犬と触れ合うことで、社会に適応する力を身に付けていきます。

また、犬舎や親犬の様子を見せてもらえることは、お迎え時の安心にもつながります。
ただし、感染症予防の観点や、産後間もない母犬の体調面への配慮から、犬舎見学や親犬の対面を断られるケースもあります。
ブリーダーの考えや状況にもよることを、あらかじめ念頭に置いておきましょう。

優良ブリーダーを見分けるコツ

子犬との幸せな生活を実現するには、健康面や環境面に配慮した繁殖・飼育をおこなう「優良ブリーダー」から子犬を迎えることが大切です。
ここでは、「優良ブリーダー」を見極めるポイントをご紹介します。

  • 適切な繁殖や飼育をしている
  • 犬舎が清潔に保たれている
  • 専門的な知識を持ち、相談にも真摯に対応してくれる
  • 犬の健康と病気の予防に気を配っている
  • 法律上の飼育環境の規制をしっかりと守っている
  • 生体保証などが記載された契約書の取り交わしがある

専門知識をもち、しっかりとした飼育管理をおこなっているか、お客様に誠実な対応をしているかが、優良ブリーダーか否かを判断する基準となります。
子犬を迎える際は信頼できるブリーダーかどうか、しっかりと見極めて迎えることが大切です。
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優良ブリーダーマッチングサイト『みんなのブリーダー』とは?

『みんなのブリーダー』は、2010年のサービス開始以降、数多くの出会いを提供している「日本最大級」のブリーダーマッチングサイトです。

『みんなのブリーダー』では、ブリーダーからの登録申請に対して、各種法令遵守に加えて35項目以上に渡る厳しい登録基準を設けており、その審査をクリアしたブリーダーのみを紹介しています。
優良ブリーダーから子犬を迎えるには、『みんなのブリーダー』のように明確な審査基準を設けたブリーダーマッチングサイトを利用することをおすすめします。

ただし、どんなサイトを利用したとしても、人と人とのやりとりである以上、取り引きのトラブルはゼロにはできないもの。
トラブルを防ぐためには、正しい知識を得たうえでサイトを利用する必要があります。

ブリーダーとの間に起こり得るトラブルとは?

ブリーダーとのトラブルを回避するためには、事前に知って備えることこそが、一番の対策になります。
ここではブリーダーと起こり得る3つのトラブルと、その予防策、そして、万が一こうした事例が起こった際に、『みんなのブリーダー』事務局がおこなっている対応について具体的にご紹介します。

ケース1.子犬の体調不良

下痢や咳をしているなど、引き渡された子犬の体調不良に関するトラブルです。

まず、当たり前のことですが、子犬は「生き物」です。ブリーダーや飼い主がどんなに気を付けていても、子犬も体調を崩すことがあります。
とくに引き渡しのときは、免疫力も十分ではない時期。引き渡し時は元気でも、飼育環境の変化を引き金になんらかの症状が表れる場合があります。

お迎え後に子犬が体調を崩す要因はさまざまあり、すべてをブリーダーの管理責任であると断定することはできません。
しかし、罹患時期がお迎え直後であればあるほど、ブリーダーへの不信につながり、トラブルに発展するケースがあります。

予防策

待ちに待った、子犬のお迎え。嬉しさのあまり、ついたくさん構ってしまいたくなりますが、お迎え当日は無理に遊んだり構ったりせず、ゆったりした気持ちで子犬を見守ってください。
車や電車による移動、飼い主の変化、見知らぬ環境など、お迎え当日の子犬には多くの負担や刺激がかかっています。
ストレスがかかると体調不良をきたしてしまうので、子犬とのスキンシップはお迎え翌日以降、様子を見ながらおこなってきましょう。

万が一、お迎えした子犬が体調を崩してしまった場合は、動物病院への受診をおすすめします。

なお、『みんなのブリーダー』では、成約特典としてアニコムのペット保険を1カ月無料でプレゼントしています。
事前申し込みでお迎え当日~1カ月まで利用できるため、万が一その間に病気やケガで通院してもアニコム損保が治療費を補償します。

※限度額・限度日数(回数)があります。
※お迎え前から病原をもっていることが分かっていた場合や、病気やケガの事由によってはお支払いできない場合もあります。



加えて、獣医師への電話相談サービス「anicom24」も1カ月間無料で利用できるため、お迎え後の子犬の体調管理に役立てられます。詳しくは下記のページをご覧ください。
子犬の無料ペット保険(みんなのブリーダー) anicom24(みんなのブリーダー)
また、特定のブリーダーが引き渡した子犬の体調不良の件数が多い場合は、必要に応じてブリーダーに子犬の健康状態に問題はないか、確認・指導をおこなうことなどもあります。

ケース2.血統書トラブル

「子犬を迎えたものの、なかなか血統書がもらえない」といった、血統書にまつわるトラブルです。

ブリーダーマッチングサイトで販売されている犬のほとんどは、純血種です。純血種には「血統書」と呼ばれる、人間でいう「家系図」「戸籍謄本」に近いものが発行されます。
子犬が産まれた際などにブリーダーが血統書発行団体に申請し、発行されるという仕組みです。

子犬が生まれたらすぐに申請するブリーダーが多いですが、なかには飼い主が付けた名前で申請するため、発行が遅くなるケースもあります。
子犬を引き取ると同時にもらえるものと思い込んだり、なかなか届かないことに不信感を覚えたりすることで、トラブルに発展してしまうことも少なくありません。

予防策

子犬のお迎えが決まったら、血統書の受け取り時期についてブリーダーに確認しましょう。
お迎え当日に受け取れるのか、後日受け取りの場合はどれくらいの日数がかかるのか、どんな方法で受け取ればいいのか、あらかじめ聞いておくと安心です。

なお、『みんなのブリーダー』では、生体の引き渡し後3カ月以内に血統書(原本もしくはコピー)を飼い主に渡すよう、ブリーダーに義務付けています。

※去勢・避妊を条件にしている場合には、術後3カ月以内のお渡しを義務付けています。


もし、お迎えから3カ月以上経っても、ブリーダーから血統書が渡されない場合は、事務局にご連絡ください。事務局からブリーダーに確認のうえ、血統書の引き渡しの依頼をします。
また、同じような問題が何度も起こる場合は、該当ブリーダーの利用停止などの措置をとることもあります。

ケース3.金銭トラブル

金銭トラブルには、下記のようなものがあります。

  • 購入予約をキャンセルした。予約金※は返金されないのか
  • お迎えからしばらくして、子犬が病気になった。ブリーダーに治療費を支払ってほしい
  • お迎え後、子犬が原因不明で亡くなってしまった。子犬代金を返金してほしい

※子犬代金の一部を事前に支払うことです。予約金を支払うことで、ほかのお客様からの問い合わせを受け付けない状態にしてもらえますが、購入をキャンセルした場合は返金してもらえないケースが多いようです。

予防策

金銭トラブルに関しては、原則としてブリーダーと飼い主が結んだ売買契約書で合意した内容をもとに、ブリーダーと話し合いをする必要があります。
そのため、金銭のやり取りが発生する前に、下記の内容などをブリーダーにしっかりと確認し、契約書の取り交わしをおこないましょう。

  • 予約金の返金条件
  • 代金の支払い方法
  • 生体保証内容
  • 先天性の病気が見つかった場合の対応 など

なお、『みんなのブリーダー』では、すべてのブリーダーに生体保証の提供を義務付けていますが、お客様により安心いただくため、さらに保証を手厚くした「有料の生体保証」を用意しています。
詳しくは下記のページをご覧ください。
みんブリ生体保証(みんなのブリーダー)

ブリーダーとのトラブルを避ける3つの方法

どんなことに注意すれば、ブリーダーとのトラブルを避けられるのでしょうか。事前にやっておきたい3つのポイントを紹介します。

1.説明文をよく読む

ブリーダー直販サイトには、トラブルを防ぐための情報がたくさん記載されています。
サイト内の情報には、必ず目を通しておきましょう。なお、『みんなのブリーダー』を利用する場合は、下記の情報などを確認してください。

  • ブリーダーからの子犬紹介文
  • 子犬情報
  • 支払い方法
  • 予約金
  • 生体保証内容
  • ブリーダー情報

とくに支払い方法や予約金、生体保証内容の確認不足は、のちのちのトラブルにつながりやすいです。内容に不明な点や懸念点はないか、しっかりと確認しましょう。

2.気になることは質問する

トラブルを防ぐために必要なのは「疑問点を残さない」ことです。
分からないこと、不安なこと、どんな些細なことがあれば、見学の際にブリーダーに質問しましょう。

具体的には、下記のような内容です。
  • 子犬の健康状態について(健康診断は済ませているか、ワクチンはいつ、何回まで済ませているか)
  • 予約金や生体代などの費用について(予約金はいくらか、ワクチン接種代は生体代に含まれているのか)
  • 生体保証などの契約内容について(お迎えから何日まで保証が受けられるか、子犬代金の何%を支払ってもらえるのか) など

質問を後回しにした結果、トラブルに発展してしまう可能性も。見学時にはすべての疑問を解消しておきましょう。

3.よくある質問を読む

ブリーダー直販サイトの利用について分からないことがあれば、サイト内のQ&Aページなどをチェックしてみてください。

なお、『みんなのブリーダー』でも、「よくある質問」ページを用意しています。
「ブリーダーからの返事がない」「無料ペット保険の申し込み方法がわからない」といった疑問についても、詳しい説明が記載されています。
よくある質問(みんなのブリーダー)
もし「よくある質問」をご覧になっても疑問が解消されない場合は、お手数ですが、一度『みんなのブリーダー』事務局へお問い合わせください。
事務局へお問い合わせ(みんなのブリーダー)

まとめ

ブリーダー直販にはさまざまなメリットがありますが、場合によってはトラブルが起こってしまうケースも。
ブリーダーから子犬をお迎えするときには、信頼できるブリーダーマッチングサイトであること、相手が「優良ブリーダー」であること、契約内容に問題がないことなど確認したうえで契約を結びましょう。
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