【ビギナー向け】トイプードルの飼い方のポイント
ぬいぐるみのようなかわいい見た目で大人気のトイプードル。賢く従順なため飼いやすいといわれることの多い、ペット初心者にもおすすめの犬種です。今回は、初めて犬を飼う人向けのトイプードルの飼い方のポイントについて紹介します。
人気の犬種トイプードルの特徴は?
トイプードルは賢く従順で、犬を飼うのが初めての方でしつけやすい犬種です。服従心や利口さは全犬種のなかでボーダーコリーに次いで2位。愛玩犬として人気が高いトイプードルですが、最近ではその忠実性と利口さから警察犬としても活躍する犬もいます。
抜け毛が少なく体臭も少ないため、室内飼いに適した犬種。どんな相手にもフレンドリーに接することができるので、多頭飼いにも適しています。
そんなトイプードルですが、飼うときに注意したいポイントもあります。
要求吠えには応じない
トイプードルのしつけに大切なのは、要求吠えに応じないことです。構ってほしいとき、おやつがほしいとき、散歩に行きたいときなど、何かしてほしいときに吠えているときはとにかく「無視」してください。
応じてしまうと、トイプードルが「吠えれば○○してもらえる!」と覚え、吠え癖がつく可能性があります。さらに、いつも要求に応えることで主従関係が逆転し、トイプードルが飼い主の言うことを聞かなくなります。
どんなにかわいくても毅然とした態度で接しましょう。
トイプードルはブラッシング必須
毛が抜けにくいトイプードルですが、ブラッシングはできるだけ毎日行ってください。トイプードルの巻き毛は絡まりやすく、あっという間に毛玉ができてしまいます。毛玉を放置すると皮膚トラブルの原因となるので、ブラッシングで予防しましょう。トイプードルのブラッシングは、スリッカーブラシとコームを使います。
まずはスリッカーブラシで死毛を取り除き、毛玉やもつれをほぐします。スリッカーブラシを使うときは、トイプードルの皮膚を傷つけないよう、力加減に注意してください。
飼い主さんの腕に直接ブラシを当て、力加減を確認するといいですよ。
角度を付けずに、ブラシと皮膚とが平行になるようにとかしてください。耳の付け根や足の付け根は毛玉ができやすいので、特に丁寧にとかしましょう。
毛玉を見つけたときは、ブラシで無理に引っ張らず、指で少しずつほぐしてください。どうしてもほぐせないときは、はさみで切り取りましょう。皮膚を傷つけないよう気をつけてくださいね。
スリッカーブラシでとかし終えたら、コームで毛玉やもつれがないかを確認しつつ毛並みを整えます。コームが引っ掛かったときは、もう一度スリッカーブラシでとかしましょう。
小型犬のトイプードルも散歩は必要
トイプードルは活発で運動が大好き。小型犬だと家の中だけで運動量が十分なので散歩がいらないと言われることがあります。しかし、トイプードルの体と心のためには1日30分程度散歩に連れて行きましょう。散歩は精神面の健康や社会性を養うためにも重要です。一日中同じ空間で刺激がない生活を送れば、トイプードルもストレスが溜まってしまいます。
また、他の犬や人との交流がないと臆病で神経質な性格になりがちです。獣医さんやトリマーさんに預けるたびに暴れたり怯えたりするのは困りもの。
子犬の時期から外に連れ出していろいろな人や犬や人と触れ合わせ、おおらかなトイプードルに育てましょう。
トイプードルの心と体、両方の健康のため、毎日散歩に連れて行ってください。
まとめ
トイプードルは賢く従順でフレンドリー、初めて犬を飼う人にもおすすめの犬種です。要求吠えには応じず、主従関係をきちんと教えてくださいね。ブラッシングはなるべく毎日行い、毛玉と皮膚トラブルを予防しましょう。小型犬のトイプードルにも、心と体の健康のために散歩は欠かせません。トイプードルとの健やかな生活のため、毎日行いましょう。