
今回は、フレンチブルドッグの健康を守るための「食事」と「サプリメント」選びについてご紹介します。
フレンチブルドッグは可愛いだけでなく、体質的に食事トラブルが起こりやすい犬種です。
そのため、**「何を、どのように与えるか」**は健康寿命に大きく影響します。
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1. フレンチブルドッグに多い体質トラブル
まず、なぜ食事に気をつける必要があるのかを理解しておきましょう。
フレブルに多いトラブル:
• 食物アレルギー(特に牛肉・乳製品・小麦など)
• 軟便・下痢(消化器系がデリケート)
• 皮膚疾患(フケ、かゆみ、脱毛)
• 肥満(短足・筋肉質で太りやすい)
つまり、「どんなドッグフードでも大丈夫」というわけにはいかないのです。
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2. ドッグフードの選び方(基本編)
フレブルに適したフードを選ぶ際のポイントは以下のとおりです。
◎ 原材料が明確で良質なもの
• 肉類が第一原料(例:チキンミールではなく、チキン)
• 穀物はグレインフリー、または消化しやすい米やオートミール
◎ 高たんぱく・低脂肪バランス
• 筋肉量の多いフレブルにはたんぱく質が重要
• ただし脂質が多すぎると肥満に直結
◎ アレルギーに配慮
• 牛肉・乳製品・とうもろこしなどに注意
• 単一タンパク源(ラム・サーモンなど)のフードも◎
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3. おすすめサプリメント3選
フレブルは体質に合わせてサプリメントの力を借りることも有効です。
(1) オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)
• 皮膚・被毛を健康に保つ
• アレルギー性皮膚炎の軽減に効果あり
• 魚油や亜麻仁油がおすすめ
(2) 乳酸菌・消化酵素
• 腸内環境を整える
• 下痢や軟便対策に効果的
• ヨーグルト系より犬用サプリが無難
(3) グルコサミン&コンドロイチン
• 関節サポート(特に高齢フレブルに)
• 運動後のケアにも役立つ
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4. 食事にまつわるNG行動
• 人間の食べ物を与える(塩分・脂肪過多)
• 与える量を目分量で決める(肥満一直線)
• フードをコロコロ変える(胃腸の混乱)
→ 体重・年齢・運動量に応じて給餌量をグラムで計測する習慣をつけましょう。
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5. フードの切り替えは慎重に!
新しいフードを試すときは、7〜10日かけて徐々に混ぜるのが基本です。
例:
1日目 旧フード90% + 新フード10%
2日目 旧フード80% + 新フード20%
…
7日目 完全に新フードへ
いきなり切り替えると、下痢・拒食・アレルギー症状が出ることがあります。
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まとめ
フレンチブルドッグの健康は、「日々の食事」で決まると言っても過言ではありません。
適切なフードとサプリメントを選び、必要に応じて獣医師やブリーダーと相談しながらケアしていきましょう。
次回は、**「フレンチブルドッグに多い皮膚トラブルとその対策」**をテーマにお届けする予定です。