キャバリアの特徴
大きさ
体高30.5~33cm、体重5.9~8.2kg。
脚は短めのやや胴長のプロポーションで、小型犬としては大きいサイズです。
脚は短めのやや胴長のプロポーションで、小型犬としては大きいサイズです。
性格
キャバリアは人にもほかの犬や動物にもフレンドリー、平和的な性格です。
家族に対してはとくに愛情深く穏やか、小さな子どもにも優しく接します。
争いを好まないため多頭飼育にも向いていますし、猫などのほかのペットともうまくやっていける子もいます。
遊び好きでコミュニケーションがとりやすいため、はじめて犬を飼う人にも向いています。
家族に対してはとくに愛情深く穏やか、小さな子どもにも優しく接します。
争いを好まないため多頭飼育にも向いていますし、猫などのほかのペットともうまくやっていける子もいます。
遊び好きでコミュニケーションがとりやすいため、はじめて犬を飼う人にも向いています。
毛色
キャバリアの毛色は、ブレンハイム、ルビー、ブラック&タン、トライカラーの4種類です。
ブレンハイム
キャバリアの毛色でもっとも多く見かけるのが、このタイプです。
ホワイトの地色にチェスナットと呼ばれる明るい茶色の斑が全身各部にあります。
斑の分布の仕方は1頭1頭異なり、その子の個性が表れるところ。頭頂部にロサンジュと呼ばれるひし形~楕円形の斑がある子もいます。ロサンジュはキャバリア特有の、人気のある珍しい模様です。
ホワイトの地色にチェスナットと呼ばれる明るい茶色の斑が全身各部にあります。
斑の分布の仕方は1頭1頭異なり、その子の個性が表れるところ。頭頂部にロサンジュと呼ばれるひし形~楕円形の斑がある子もいます。ロサンジュはキャバリア特有の、人気のある珍しい模様です。
ルビー
キャバリアにはルビーと呼ばれる、ほぼ単色の毛色もあります。
ブレンハイムのチェスナット色よりはやや濃いめの茶色です。
ブレンハイムのチェスナット色よりはやや濃いめの茶色です。
ブラック&タン
つやのある黒毛の地色に、タンと呼ばれる茶色のマーキングが入るのがブラック&タンです。
タンの毛色は、鼻先、目の上、胸や手足などに入ります。
基本的に2色で構成されていますが、胸や足先などに白の差し毛が生えていることもあります。
タンの毛色は、鼻先、目の上、胸や手足などに入ります。
基本的に2色で構成されていますが、胸や足先などに白の差し毛が生えていることもあります。
トライカラー
ブラックとホワイトの地色に、タンのマーキングが入るのがキャバリアのトライカラー。
トライカラーはあくまでもブラック&ホワイトがベースで、ブラック&タンとは異なります。
また、マズル(口もと)から胸、腹までホワイトが続く子が多いようです。
トライカラーはあくまでもブラック&ホワイトがベースで、ブラック&タンとは異なります。
また、マズル(口もと)から胸、腹までホワイトが続く子が多いようです。
平均価格
当サイトでのキャバリアの平均価格は、オスが約28万円、メスが約32万円、全体では約31万円です。
キャバリアの飼い方
しつけ
性格がよく、しつけやすい犬種ですが、子犬のころから家族内で決めたルールをきちんと教えていくことが大切です。
散歩
基本的には1日2回、各20分程度が目安ですが、必要な運動量には個体差があります。
若く健康な子は長めに運動をして、しっかりと体をつくってあげましょう。
シニアの愛犬は、体力の変化にあわせ、ゆったりと歩いてあげます。
若く健康な子は長めに運動をして、しっかりと体をつくってあげましょう。
シニアの愛犬は、体力の変化にあわせ、ゆったりと歩いてあげます。
お手入れ
ブラッシング
キャバリアの被毛は、1年中少しずつ生え変わるダブルコート。
トリミングをしなくても毛が伸びすぎることはありませんが、ブラッシングで抜け毛を取り去る必要があります。
ピンブラシやコームを使って、毎日丁寧にブラシをかけてあげるのが理想です。
また、換毛期には毛が多く抜けるので、1日1回はブラッシングをしましょう。
トリミングをしなくても毛が伸びすぎることはありませんが、ブラッシングで抜け毛を取り去る必要があります。
ピンブラシやコームを使って、毎日丁寧にブラシをかけてあげるのが理想です。
また、換毛期には毛が多く抜けるので、1日1回はブラッシングをしましょう。
シャンプー
ダブルコートのキャバリアですが、皮脂の状態は季節によって変わります。
シャンプーは月に1回を目安に、愛犬の状態に合わせて頻度を変えましょう。
肌の弱い子もいるので、洗い過ぎには注意が必要です。
シャンプーは月に1回を目安に、愛犬の状態に合わせて頻度を変えましょう。
肌の弱い子もいるので、洗い過ぎには注意が必要です。
歯磨き
歯の健康は全身の健康に関わっているため、口腔ケア用のおやつをあげるだけでなく、毎日歯磨きもおこなうのが理想的。
子犬のころから歯ブラシに慣れさせ、習慣づけていきましょう。
子犬のころから歯ブラシに慣れさせ、習慣づけていきましょう。
爪切り
爪の長さは2週間に1回程度チェックし、伸びていたら爪切りでカットします。
爪が黒くて切るのが怖い場合は、こまめにチェックして爪やすりで無理なく削ってあげてもよいでしょう。
爪が黒くて切るのが怖い場合は、こまめにチェックして爪やすりで無理なく削ってあげてもよいでしょう。
耳掃除
垂れ耳のため蒸れやすいのがキャバリアの耳。
定期的に耳の中をチェックして、汚れていたら掃除をします。
耳の皮膚はデリケートなため、耳掃除の際は綿棒ではなく、やわらかいコットンなどを使うようにしましょう。
定期的に耳の中をチェックして、汚れていたら掃除をします。
耳の皮膚はデリケートなため、耳掃除の際は綿棒ではなく、やわらかいコットンなどを使うようにしましょう。
キャバリアを飼う際の注意点
肥満
食欲旺盛ともいわれているキャバリア。
肥満は心臓や関節に負担がかかるため、病気やケガの原因にもなります。
甘え上手な愛犬にねだられて、ついついおやつやフードを与え過ぎないように注意が必要です。
肥満は心臓や関節に負担がかかるため、病気やケガの原因にもなります。
甘え上手な愛犬にねだられて、ついついおやつやフードを与え過ぎないように注意が必要です。
室温管理・体温調整
キャバリアにとって、夏の暑さや冬の寒さは大敵です。
真夏の熱中症予防はもちろんのこと、季節を問わず家の内外で快適な温度や湿度を保てるようにしましょう。
抜け毛対策は暑さ予防にもなるので、ブラッシングをしっかりおこなってあげてください。
真夏の熱中症予防はもちろんのこと、季節を問わず家の内外で快適な温度や湿度を保てるようにしましょう。
抜け毛対策は暑さ予防にもなるので、ブラッシングをしっかりおこなってあげてください。
キャバリアがかかりやすい病気、寿命
注意したい病気
僧帽弁閉鎖不全症
左心房と左心室の間にあり、血液の逆流を防いでいるのが僧帽弁です。
僧帽弁閉鎖不全症とは、何らかの原因で僧帽弁が役割を果たせなくなり、血液が逆流して循環不全が起き、全身に酸素や栄養が十分に行きわたらなくなる状態です。
キャバリアは心臓疾患にかかりやすく、とくに僧帽弁閉鎖不全症は若齢で発症することも多いといわれています。
僧帽弁閉鎖不全症が進行すると、運動を嫌がる、ゼーゼー咳をするといった症状がみられるようになります。
さらに悪化すると、突然倒れてしまう場合もあります。
僧帽弁閉鎖不全症の予防は難しいため、定期的な健康診断を欠かさずおこない、早期発見を心がけます。
治療は対症療法が中心です。投薬に加えて体重や食事、運動量の管理を徹底し、症状を軽減させ、進行するスピードをゆるめられるよう努めます。
僧帽弁閉鎖不全症とは、何らかの原因で僧帽弁が役割を果たせなくなり、血液が逆流して循環不全が起き、全身に酸素や栄養が十分に行きわたらなくなる状態です。
キャバリアは心臓疾患にかかりやすく、とくに僧帽弁閉鎖不全症は若齢で発症することも多いといわれています。
僧帽弁閉鎖不全症が進行すると、運動を嫌がる、ゼーゼー咳をするといった症状がみられるようになります。
さらに悪化すると、突然倒れてしまう場合もあります。
僧帽弁閉鎖不全症の予防は難しいため、定期的な健康診断を欠かさずおこない、早期発見を心がけます。
治療は対症療法が中心です。投薬に加えて体重や食事、運動量の管理を徹底し、症状を軽減させ、進行するスピードをゆるめられるよう努めます。
乾性角結膜炎
何らかの原因で涙の量が減少して目が乾いてしまい、角膜や結膜に障害を起こします。
原因は涙腺や目の中の炎症、外傷や先天性・免疫性、薬剤や手術の合併症などさまざまです。
乾性角結膜炎になると、結膜や角膜の充血、目ヤニが増える、目がけいれんするなどの症状が表れます。
治療については、目の洗浄や点眼薬の投与など、対症療法が中心です。
また、目の周囲を清潔に保つことで、二次的な感染症を予防します。
原因は涙腺や目の中の炎症、外傷や先天性・免疫性、薬剤や手術の合併症などさまざまです。
乾性角結膜炎になると、結膜や角膜の充血、目ヤニが増える、目がけいれんするなどの症状が表れます。
治療については、目の洗浄や点眼薬の投与など、対症療法が中心です。
また、目の周囲を清潔に保つことで、二次的な感染症を予防します。
脊髄空洞症
脊髄は、脳から背骨の中ほどまでつながっている脊柱管の中にある、神経の束です。
この脊髄の中に生じた空洞が過剰な脳脊髄液などで満たされ、脊髄の中にある神経を圧迫して起きるのが脊髄空洞症です。
脊髄空洞症は、軽度の症状だと、しつこく体をかいたり手足を舐めたりという繰り返し行動が見られます。重度になると、四肢の麻痺といった症状も起こります。
無症状のまま、検査で発見されることもあるでしょう。
治療は、投薬による内科的治療で症状の進行を抑える方法と、外科的治療でたまってしまった脳脊髄液を排出し、神経への圧迫を取り除くなどの方法があります。
脊髄空洞症には、明確な予防法はありません。
キャバリアは脊髄空洞症にかかりやすい犬種の一つといわれているため、日ごろから様子を見て、早期発見・早期治療に努めることが大切です。
この脊髄の中に生じた空洞が過剰な脳脊髄液などで満たされ、脊髄の中にある神経を圧迫して起きるのが脊髄空洞症です。
脊髄空洞症は、軽度の症状だと、しつこく体をかいたり手足を舐めたりという繰り返し行動が見られます。重度になると、四肢の麻痺といった症状も起こります。
無症状のまま、検査で発見されることもあるでしょう。
治療は、投薬による内科的治療で症状の進行を抑える方法と、外科的治療でたまってしまった脳脊髄液を排出し、神経への圧迫を取り除くなどの方法があります。
脊髄空洞症には、明確な予防法はありません。
キャバリアは脊髄空洞症にかかりやすい犬種の一つといわれているため、日ごろから様子を見て、早期発見・早期治療に努めることが大切です。
健康寿命を延ばすために
キャバリアの平均寿命は12.3歳です。
愛犬の健康寿命を延ばすため、以下のようなポイントに気を付けながら生活を工夫してあげましょう。
参考文献
アニコム 家庭どうぶつ白書(https://www.anicom-page.com/hakusho/)
毎日の運動
筋肉のついたしっかりした体づくりとストレス発散のために、運動は毎日欠かさずおこないます。
適度な時間と距離の散歩や、室内での軽い遊びのほか、知育玩具による遊びもおすすめです。
適度な時間と距離の散歩や、室内での軽い遊びのほか、知育玩具による遊びもおすすめです。
食事の管理
肥満は犬にとっても病気やケガの原因になります。
とくにキャバリアは心臓病になりやすい傾向があるので、健康のためにごはんやおやつは与え過ぎないように注意しましょう。
とくにキャバリアは心臓病になりやすい傾向があるので、健康のためにごはんやおやつは与え過ぎないように注意しましょう。
安全な室内環境
愛犬が室内でケガをしないよう、家具の配置や床の状態にも気を付けてあげたいもの。
フローリングなど滑りやすい場所にはマットを敷き、ソファからの飛び降りや、ストーブなど直熱の暖房器具との接触にも注意が必要です。
室温にも気を配るとよいでしょう。とくに春から初秋にかけては、室内でも熱中症になるリスクが高まります。愛犬が快適に過ごせるよう、様子を見ながらエアコンの温度を設定します。
フローリングなど滑りやすい場所にはマットを敷き、ソファからの飛び降りや、ストーブなど直熱の暖房器具との接触にも注意が必要です。
室温にも気を配るとよいでしょう。とくに春から初秋にかけては、室内でも熱中症になるリスクが高まります。愛犬が快適に過ごせるよう、様子を見ながらエアコンの温度を設定します。
キャバリアのルーツ
誕生の経緯
キャバリアの祖先犬は、16世紀ごろに存在した猟犬のスパニエル種と考えられています。
19世紀になると、小型のスパニエルとアジア系短頭種の交配により、現在のキャバリアよりひと回り小さく鼻先の短いスパニエルが作出されて、「キング・チャールズ・スパニエル」と名付けられました。
しかし、キング・チャールズ・スパニエルからはスパニエルらしさが失われており、残念に思った愛好家たちの働きかけによって、もとのスパニエルと交配させる「戻し交配」をおこなうようになりました。
こうして作出されたキング・チャールズ・スパニエルに、中世の騎士を意味する「キャバリア」を冠し、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルが生まれました。
犬種登録は比較的新しく、原産国イギリスでは終戦直後の1945年、アメリカでは1996年です。
19世紀になると、小型のスパニエルとアジア系短頭種の交配により、現在のキャバリアよりひと回り小さく鼻先の短いスパニエルが作出されて、「キング・チャールズ・スパニエル」と名付けられました。
しかし、キング・チャールズ・スパニエルからはスパニエルらしさが失われており、残念に思った愛好家たちの働きかけによって、もとのスパニエルと交配させる「戻し交配」をおこなうようになりました。
こうして作出されたキング・チャールズ・スパニエルに、中世の騎士を意味する「キャバリア」を冠し、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルが生まれました。
犬種登録は比較的新しく、原産国イギリスでは終戦直後の1945年、アメリカでは1996年です。
まとめ
性格と愛想のよさはピカイチのキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル。ハードな運動も必要ない、ゆったりと愛犬と過ごしたい人にぴったりです。毛は長めですが比較的お手入れしやすく、ほかの動物とも仲良くなれる子も多いことから、初心者でも飼いやすい犬種といえるでしょう。
優雅な見た目が魅力的なキャバリアですが、毛色は4種類あり、人気色からレアな色まで存在します。ぜひ子犬お迎えサイト『みんなのブリーダー』でお気に入りの子犬を見つけてみてくださいね。
優雅な見た目が魅力的なキャバリアですが、毛色は4種類あり、人気色からレアな色まで存在します。ぜひ子犬お迎えサイト『みんなのブリーダー』でお気に入りの子犬を見つけてみてくださいね。