




出産しました
帝王切開しました
メロンの通常体重は2.5キロ、帝王切開前が3.5キロ
帝王切開前日のレントゲンにて、胎児が2頭と確認しました
レントゲン写真では自然分娩の出産可能と言われました
初産のチワワです
ブリーダーの皆さんはこの局面どうするでしょうか?
非常に難しい判断ですが、帝王切開を選択しました
今回は自然分娩中に難しい出産になる…と判断をし、帝王切開を急遽選択したものではなく、体温が下がり今から陣痛に…という局面で帝王切開しました
ブリーダーに取り帝王切開より自然分娩で無事出産をしてくれることが一番の望みです
それは、当然コストの問題、麻酔のリスク、なにより子宮の癒着の進行があります
帝王切開は癒着具合により何回も出来ません
人間も同様ですね
初産から帝王切開を選択するということはブリーダーに取り出来れば避けたいところです
この手術前に、自身が認めているチワワ専門のブリーダーとお話をしていました
メロンの初産に当たりちょっと意見を伺おうと帝王切開の選択について聞きました
そのブリーダーは基本、帝王切開を選択すると、初産でも関係ない…と…
自分は聞きました...そうすれば6回出産無理ですね?と…
これは法律で定められてる生涯6回出産まで…ということに基づいていて、ブリーダーはその範囲内で出産回数を最大化したいものです
そのブリーダーは笑って、6回なんて無理よっ…最初からそんな出産させようなんて考えてないわよ…と、3回4回出産出来たら充分やんっ…それで、お、わ、り…引退っ
と、言われました
その時に、頭をハンマーで殴られたような感覚を覚えました
我々ブリーダーは、母親を酷使し、出産回数の最大化を目指しそれに合わせ親犬をメンテナンスします
しかしそれは、強欲…です
ブリーダーは親犬が健康な子犬を出産して初めてブリーダーと名乗れるものです
チワワに於いてはまさにそれがよく当てはまり、帝王切開の選択も多いので出産回数が少なくなります
それで、いいんですね
3回しか取れない…じゃなく、3回も産んでくれてありがとう…って思わなきゃダメよっ…と言ってました
まさしくその通りだと、目から鱗でした
そうした中、レントゲンを撮り写真を見て、獣医師は自然で行けるよ…と、しかしながら帝王切開を選択しました
帝王切開して出てきた赤ちゃんは140グラム
これは、2.5キロのチワワの自然分娩では確実に難産になるサイズで分娩中、胎児が引っ掛かり死亡するリスク大のサイズでした
全ては結果論ですが、あのチワワブリーダーの話していた通りの選択をし、2頭は無事誕生しました
一つまた、勉強をいたしました
メロンの赤ちゃん、男の子×2
ブラック&タン
ホワイトブラック&タンです
我々は年間に30回~40回ほど帝王切開手術をします
お産は24時間いつでも待ったなしにやってきます
自身がお産で24時間体制で身を削るのは当たり前ですが、それに付き合ってくださる獣医師には本当に感謝しかありません
寝ていても、寝ぼけながら、持っておいで、用意しとくから…と、どんな時でも連絡がつきどんな時でも帝王切開をしてくれます
ブリーダーに取りそれほど心強い存在はありません
提携している、獣医は多々ありますが頭が上がりません