自宅でできる? トイプードルのカットの仕方と必要な道具、ありがちな失敗談を紹介
トイプードルといえば、やっぱりかわいいカットですよね。それも自分の手で愛らしい姿にしてあげられるとうれしいものです。ただ、注意したい点がありますし、失敗も多いもの。そんなトイプードルの自宅カットの方法や必要な道具、ありがちな失敗談を紹介します。
トリミングに必要な道具
まず、トイプードルのトリミングに必要な道具をそろえましょう。・スリッカー(またはピンブラシ)
・コーム
・ハサミ
・高さ60cmくらいのトリミング用の台
・シャンプー(犬用で刺激の少ないもの)
・ブラッシングスプレー
・静音、温度調節可能なドライヤー
スリッカーでブラッシング→コームで梳く→シャンプー→ドライヤー→カットという流れで毛をカットします。
道具がなければカットできませんから、まずこれらの道具はそろえてくださいね。
必要なカット
次の場所はペットサロンに連れて行かないときでも、必ず定期的にカットしましょう。・肛門周辺やオスの性器周辺の毛
・足の指の間からはみ出した毛
・目の周りの毛
これらの毛は、排泄などで汚して不衛生になりやすかったり、自分の毛を踏んで転倒し脱臼したり骨折する危険があるため、トイプードルの安全のためにもカットしなければなりません。最低限、これらの毛をカットできるようになりましょうね。
デザインカットにチャレンジ!
ブラッシングを終えて毛がフワッとなったらデザインカットにチャレンジしましょう。カット前に体の各パーツをどうデザインするか決めてください。顔の丸み、耳の毛の残し方、髭を作るかどうか、足は指先が見えるようにするか、尾はボールのようにするか。毛が多くて長いほど、選択肢が多くなります。
慣れないうちは、体のパーツごとにカットし、休憩したり日を変えるといいでしょう。数時間じっと動かずにいられるようになってから、一気に全身カットするといいですね。
なお、バリカンを使うときは特に注意が必要です。音に犬が驚いたり、急に動いて思わぬ場所を刈ってしまうことがあります。一気に刈れるので楽ですが、失敗するとダメージは大きいですよ。
おすすめはプロのカットを維持するお手入れ
最初から自分で全身カットするのは難しいですよね。おすすめなのは、プロにカットしてもらった後、伸びてきた毛を少しずつカットする「デザイン維持のためのカット」です。また、耳や足、尾など、特定の部分にこだわりがあったり、イメージチェンジしたいときに自分でハサミを入れるといいでしょう。
プロにできるだけ毛を残したトリミングを依頼し、その後、自分の好みでカットする方法もあります。プロの手を借りつつ、自分でアレンジするイメージですね。飼い主も犬もハサミに慣れてきてからチャレンジしてみてください。
トイプードルのカットでありがちな失敗
トイプードルの自宅トリミングで多い失敗談を紹介しましょう。・顔の左右でカットが異なる
・カットし過ぎた
・ハサミで皮膚や目を傷付けてしまった
・トリミング途中で逃げられ、中途半端な姿で終わった
・バリカンで皮膚が荒れた
・バリカンの刃の設定をミスして一部だけ短くなった
バリカンの刃の設定ミスは初歩的ですが、不ぞろいカットや皮膚を傷付けるといったミスは技術的な問題です。
何をされても抵抗しない、動かない、といったことができない場合、飼い主側もカットになれていないと仕上がりがアンバランスになりがちです。
顔の周り、目、鼻、口、生殖器、肛門周辺など、絶対に傷付けてはいけない場所は慎重を期さなければなりませんし、服で隠せない場所のカットは失敗したくないものです。最初から全部頑張る!ではなく、少しずつカットを進めて腕を慣らすといいですね。